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教授からのごあいさつ

平成29年1月1日付で福島県立医科大学附属病院小児外科教授を務め

させていただくことになりました。

小児外科は16歳未満の小児に対し、消化器・一般外科の診療を行う科です。

扱う疾患には体表や内臓の先天性な形成異常が多く、未熟な臓器機能も考慮しつつ、将来のQOLを見越した治療を行う必要があります。傷は小さく、低侵襲な手術を行うというのが私たちの基本理念です。

このため腹腔鏡や胸腔鏡下の術式を積極的に行っていきますが、難易度に

応じて開腹操作を追加するなど、安全性、確実性を優先したhybrid手術を

行う方針としています。また重要臓器を巻き込む悪性腫瘍に対しては、開腹もしくは鏡視(補助)下に加え顕微鏡下手技を組み合わせた、より綿密なアプローチを行う方針です。


開設したばかりのみらい棟にある総合周産期母子医療センターとこども医療センターは、県の周産期および小児医療の中心的役割を

今後も担います。みらい棟ではPICUが近く始動します。胎児から小児全般にわたり高度な集中治療を

要する病態への内科的、外科的診療体制が整っていく予定です。

私はこれまで国内外で肝移植、腎移植にも携わってきましたので、これら移植医療も進めていきたいと思います。
子供達の笑顔のため、また彼らが成長し、この地域を支える大人になる姿を思い描きながら、
医局員一同励んでいく所存です。

今後とも皆様のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

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